›11 21, 2007

マスカラ

Posted by figaro;cellphone at 23:55 / Category: 携帯電話からの投稿 / 0 Comments / 0 TrackBack
ぼくの長いまつげにマスカラを塗ってみました。本当に長い。



›11 20, 2007

Felice

Posted by figaro;cellphone at 07:52 / Category: 携帯電話からの投稿 / 0 Comments / 0 TrackBack
 横浜のそごうにあるフェリーチェ(イタリア語で「喜び」)という名の喫茶店に行ってきた。ここのプリンは濃厚でとてもおいしい。バニラもふんだんに使われていて香りも心地よい。たかがプリンのくせに結構いい値段がする。そのくせ店の装飾品がどことなくちぐはぐしていて、不思議な店だ。団体客がいて店が混んでいることもあるが、たいていは静かだ。  何年か前にある人とフェリーチェに行く約束をした。ぼくは緊張に顔をこわばらせながら、家を出た。すると時を見計らったかのようにその人から電話があった。仕事で行かれないと言う。極度の緊張の糸が急に切れて、ぼくはひどく混乱した。なぜか、仕事だというのは嘘に違いないと思った。ふとひらめいたその思いつきは、瞬く間に確信となった。ぼくは翻弄されているのだ。ぼくはその人に何回も電話をした。仕事だから当然電話に出られるはずもない。しかし、電話に出られないという事実が逆にぼくの確信に証拠を提供することとなったのだった。  スタンダールは自伝のなかでパイジェッロの小姓にならなかったことを後悔している。スタンダールはスカラ座のオペラ初演日に関して、愉快なエピソードを書いている。オペラ初演日の朝、リブレットが発売される。スタンダールは意気揚々とリブレットを買い込み、部屋に戻るやいなや、それに節付けをする。「どんなマエストロの音楽よりも、わたしの音楽のほうが美しかった。」  ぼくにも似たような経験がある。中学生のころ、よく自前のシンフォニーを口ずさみ、あるいは、叫んでいた。それはモーツァルトやハイドンのどのシンフォニーよりも精緻な響きを持ち、美しいメロディーに溢れているようだった。また、バッハの影響でフルートとチェンバロのソナタを作曲した。これには相当打ち込んだ。ぼくの楽想を五線譜に書き込み、パソコンで演奏して、何回も手直しをした。が、このソナタは一部美しい部分があったものの、結局失敗だった。  このようにして、人生の大半は後悔から成り立っている。



›11 14, 2007

秘密の結婚

Posted by figaro;cellphone at 07:04 / Category: 携帯電話からの投稿 / 0 Comments / 0 TrackBack
 チマローザの『秘密の結婚』(1792年、ウィーンで初演)は間違いなく傑作だ。このオペラはスタンダールが愛好していたことで知られ、ほとんどスタンダール絡みでしか語られることがない。それも、スタンダールがあたかも血迷ったかのように語られる。スタンダールはモーツァルトをも熱烈に愛した。そして、シェークスピアも。後者の二つはスタンダールの正当な評価で、チマローザに対しては時間の審判によると誤った評価、過大な評価を与えたと言われるようである。現に多くのスタンダール研究者が『秘密の結婚』に対して、否定的な態度を取る。  しかし、これは全く間違っている。ぼくの観察によると多くのスタンダール研究者には音楽的センスが欠けているため、チマローザを音楽家辞典かなにかで少し調べ、彼を勝手に三流作曲家と決め込み、そうした先入観から『秘密の結婚』を聴くのである。もともと、音楽的センスがないのだから、先入観を捨て去ることが出来ない。そして、こんな風に書くのだ。 「思ったよりは、楽しく聴くことが出来た」「意外にも、美しい音楽がところどころにあり、うんぬん」  全く馬鹿げた話しだ。『秘密の結婚』の音楽は全て美しく、情感に溢れていて、オーケストラの伴奏も同時代のパイジェッロなどと比べると、とても充実している。  ちなみに、チマローザの有名な音楽としてはレクイエムもあるが、この曲もオペラ的でとても美しい。モーツァルトの宗教音楽とは対比をなすものだ。