›1 28, 2005

talbyとinfobar

Posted by figaro at 00:04 / Category: / 0 Comments / 9 TrackBack

 携帯を機種変した。talbyのグリーン。talby.jp au by KDDI。折りたたみの携帯ってドコモ(NEC)が流行らせたと記憶しているんだけど、それからしばらくすると、携帯電話の形態そのものが折りたたみ型になってしまい、ストレートタイプは例外となった。そんなときに発売されたinfobarはとても新鮮な印象だった。だいたいいつも原則よりも例外が好きなぼくはさっそくinfobarに機種変しようとyodobashi横浜マルチメディア館に向かった。2003年の年末だったと思う。ところが、ちょっとしたことで、機種変できなかった。契約上の問題だった。それで、けちを付けられたようで、他の携帯にした。それから、約一年、auからまたストレートタイプの携帯が発表された。
 とても小さく、薄い。で、ボタンも小さく、とても押しづらい。でも、まあ、そんなことはどうでもいい。
 機種変するつもりはなかったんだけど、価格が思ったよりも安く、前の携帯がだいぶ痛んでいたので、変えた。前だったらすぐに(金額など考えずに)変えていたと思う。いまでは、なんか、ささいなことのひとつになった。
 携帯電話に対するスタンスは明らかに変わってきた。以前は新しい携帯電話に自分の好きな着メロとかを入れたりして、大げさに言えば携帯で自分らしさをあらわすような面もあったと思うんだけど、そんなことであらわす自分らしさってなんなのか、ずいぶんしょぼい「個性」だな、と、そこまで大げさに考えたことはないけど、まあそんなことで表現しようとする差異ってちっとも重要でないと思う。こう書いてぼくは以前の自分やいまでもそうである人々を非難しているわけではなく、要するにぼくがおっさん化しているということだった。

›1 27, 2005

携帯機種変

Posted by figaro;cellphone at 12:33 / Category: 携帯電話からの投稿 / 0 Comments / 0 TrackBack
フロイトもうすぐ終わりなんだよね。ラカンのことがユニークだね。このためジジェクもありますが、日本のためにハイデルベルクやハイデガーのハイテク化という前途洋々たる方向で行くでしょう。デジカメ、デジモン、絞りをプリセットし、ガチャンとガチャピン。ハーバーマスをハードディスクにインストールし、バルトリとバルトロとバルドルフォでマスクをかければ一丁上がり。そうして我々の未来はリオタールし、タスク処理はヘーゲル、ヘーベル、ペーター、ページ(前述36頁参照のこと)するする。

›1 23, 2005

BESSA-R/JUPITER-3

Posted by figaro at 10:28 / Category: カメラ / 3 Comments / 0 TrackBack

 カメラの構え方が変だ。斜めだし。ワックスを塗るの忘れたので、髪の毛もぼさぼさだ。こういう額縁をなんて言うんだっけ?確かポオの小説にあったような気がする。

 Jupiter-3は1:1.5という明るいレンズなので暗い室内でも撮影できる。勉強する学生。その後ろにはかしましい若者たち。よく勉強できるな。


 

›1 21, 2005

羽左衛門の「勧進帳」

Posted by figaro at 22:52 / Category: 日記 / 1 Comments / 5 TrackBack

 十五世市村羽左衛門が富樫をつとめる昭和18年上演の幻の『勧進帳』が発売(ビデオとDVD)されていることを知ってさっそくアマゾンで注文した。配役は七世幸四郎が弁慶、六代目菊五郎が義経、前述のように十五世羽左衛門が富樫。長唄は杵屋栄蔵社中。
 せりふや長唄、囃子を聞いているだけでも、心地よい。こういうときに日本人に生まれて良かったと思う。ある英語を母国語とする人がシェークスピアを見て英語が母国語で良かったと言ったのと同じだろう。
 この『勧進帳』は映像で見ることのできる『勧進帳』の中では最高のものと一般には言われている(明治初期に生まれた人は九代目の弁慶はあんな風ではなかったと言ったそうだが、ぼくたちには知りようもないことだ)。
 「かように候うものは加賀の国の住人富樫の左衛門にて候う・・・」という名乗りであれだけぞくぞくできるのは羽左衛門のほかにはいないだろう。せりふ回しから立ち姿まで、お見事!の一言。戦前に「抱かれたい芸能人ランキング」というのがあったとしたら羽左衛門はずっと1位を保持しただろうと思う。
 その後、この三人は相次いで亡くなり、海老様や松禄の時代を過ぎ、芸の水準は下降をたどる。それを確かめるにはもう一つ発売されている『勧進帳』を見ればいい。
 また、長唄連中もいまとはずいぶん違う。栄蔵の三味線は豪快で、しかし、繊細でもある。最初の大薩摩のところ、トーンテンテンというところで、栄蔵は勢い余ってばちをほかの糸にもかすめてしまう。こういう事はいまでは考えられないことだ。いまではなによりも正確さが求められ「気分」が犠牲にされる。


 こうして、歌舞伎のことなど書いていると、ついつい、われわれ日本人は外国のものを知るよりも、まずさきにわれわれ自身のことを知るべきだという、右翼的な言説を述べたい欲望に駆られる。現にロラン・バルトは『記号の国』(『表象の帝国』)で日本について、誘惑的な日本について述べているが、、、、などと。そのような言説は不思議な魅力、求心力を持っている。そのような言説はおそらくある程度正論で、ある程度の説得力を持っている(たとえば、母国語より外国語がうまいということは原理的にありえないと思う)からというのもその原因のひとつだろうか。しかし、「・・べきだ」という論述は、意見であって、政治的だ。その意見にはなんらの根拠も示されない。ぼくたちはなによりも押しつけがましいことが嫌いだし、政治的であることを隠した政治的論述も嫌いだ。
 それにしても、ぼくたち日本人がだれも『記号の国』のような美しい本を書けなかったということは考えるべき問題のひとつだと思う。ぼくたちは「日本は・・」、「日本人は・・」と語ることにたいへん抵抗を持つ。なぜなのか。


ロラン・バルト著作集 7 記号の国
ロラン・バルト〔著〕


›1 19, 2005

だれか

Posted by figaro at 00:35 / Category: 日記 / 1 Comments / 2 TrackBack

 あれはなんというのだろうか。よくグラスで見かける青で染色された部分と白い磨りガラスで構成された彫りのあるランプの傘。窓際にそのランプが3つ並んでいる。ぼくも窓側にいるけど上にランプはない。天井に小さなしかし明るい電球が埋め込まれている。レシートを見ると18時39分入店だから3時間以上いる。病院に行ってきた。シャワーに入るのがいかに大変か訴えた。患者と医師が特別な関係になるのはよく知られている。ニューヨーカーズカフェでぼくは読書をしていた。病院の帰りにここによく来る。カフェラテにココアパウダーと蜂蜜を入れる。ゆっくりと飲むのですでに冷たい。直径10センチほどの灰皿はたばこの吸い殻でいっぱいになっている。
 前には国際私法を勉強する学生が一人、右側にはニチビの生徒が4人いる。学生はちょこちょこと携帯を見て、『講義国際私法』と携帯を見ている時間のどちらが長いのか。ニチビの生徒は男2人、女2人。カップル二組のようだ。去年のクリスマスのことなど話している。時間が経つにつれ、窓からの冷気が身にしみる。かしましい喧噪の中で、ぼくは山にこもった修験のように活字を追い、その活字の構成する論理体系にわが身をゆだねたいと願う。
 ふと、2時の方角を見た。見覚えのある顔だ。もう何年も会ってないから気のせいかもしれない。ラッキーストライクを手にし、口にくわえた。その顔を見た。あまりに見るので、向こうも見られているのを気づくかもしれない。しかし、気付いたらそれがだれか、だれだったのか分かる。その顔を見た。目を。鼻を。ほほを。唇を。歯を。あごを。ぼくは見た。ぼくにはだれだか分からなかった。

›1 16, 2005

BESSA-R

Posted by figaro;cellphone at 21:53 / Category: 携帯電話からの投稿 / 0 Comments / 10 TrackBack
旧ソ連製レンジファインダーカメラは次々と壊れていった。と言っても全部ではないけど。4台あるFED-2は3台壊れている。しかしいつ壊れるのか不安を抱えながら写真を撮っているのはとても気持ち悪い。室内撮影のために小さな、しかし高価な露出計を常に持ち歩いているのも落ち着かない。現に先日、二日酔いから醒めると露出計がない。飲み屋に電話をして落し物がないか尋ねた。ありません。そうですか、あったらお電話下さい、と名前と連絡先を伝えた。それでも納得がいかず、部屋をごそごそ探索すると山高く積まれた服の下にあった。まったく!カメラより高い露出計を持ち歩くのは疲れる。それで、って要するに今までのは全部言い訳、世界に名だたるカメラ大国日本製、コシナのBESSA-Rを逆輸入で格安で入手した。あちこちで作りが安っぽいと言われているようだけど、レンジファインダーの総本山ライカをガラスケースの外から指をくわえて見たことしかなく、ソ連製のカメラを常用していたぼくにしてみれば、非のうちどころがない最高のカメラだ。買ってくれてありがとう☆

›1 10, 2005

スパムコメント

Posted by figaro at 04:24 / Category: 雑文 / 1 Comments / 13 TrackBack

・スパムコメント対策を解除したところ、数日間で怖ろしい数のスパムコメントが。どうにかしようと、なんとなく解決しました。ほんとに解決したのかな。しばらく様子を見るしかないですね。そういうわけのなのでコメントよろしくお願いします。
 参考にさせて頂いたのサイトの方々、ありがとうございます。
・さっきトップページの下の方にあるアクセスカウンタを見るとなんと20万アクセスを超えています。茫然としました。昨日確認したときはたしか3千台後半のようだったような気がするのですが。ロリポップのアクセスログを見ると、普段よりだいぶアクセスは多いようだったけど、一気に20万もアクセスがあったような様子はありません。なぜ?障害?ふと、同じくロリポップを使用しているダークロHPを見るとやはりアクセスカウンタが同じような数字に。なんだ障害か。つまらない。


›1 08, 2005

新年会

Posted by figaro;cellphone at 16:42 / Category: 携帯電話からの投稿 / 0 Comments / 0 TrackBack
今日、ぼくの所属するある団体の新年会に行ってきた。久しぶりに先生にお会いし、相変わらずお元気そうなので、とても嬉しかった。先生は今年で72になる。どこか体の具合がおかしくなっても不思議ではない。嬉しくて顔がほころんだ。しかし、前ぶれもなく新年会に現れたぼくを先生は叱った。叱られながら、ぼくはまた嬉しかった。先日テレビでやっていた二代目団十郎の絵島生島のお話しを聞く。絵島のお墓が長野県にあるそうだ。先生のお父様は不遇の名人と言われた。芸が渋く、全く一般受けしないのだ。ぼくは数少ない崇拝者の一人だ。ぼくは先生も不遇の名人、恐らく江戸の気風を伝える最後の方だと尊敬している。先生への誹謗をたまに聞く。腹が立つが、またその理由も理解出来る。今は軽やかな、というか「お上品」なものが好まれる。別の言い方をすれば「浅薄」なのだが。

›1 04, 2005

ホフマンスタール気取り

Posted by figaro at 05:02 / Category: 日記 / 2 Comments / 0 TrackBack

○あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
○寝てばかりいるからなのか、変な夢ばかり見る。「オブローモフ」という小説を片手に寝ていた。この小説の主人公、イリヤー・イリッチ・オブローモフも寝てばかりいる。かれはかれの領地の改革案を夢想し、夢想して疲れて、寝っ転がる。顔を洗うことも考えて、考えて疲れて、寝る。
○年末に忘却王と笑笑に行った。このブログについて話した。最近ぜんぜん更新がない。それでぼくは訳を話した。すなわち、ぼくはこのページであまり具体的なことは書きたくない。ぼくがぼくと特定されるようなことは書きたくない。すると、かれはそうだな、家族でどこそこの遊園地に行ったとか、なになにをしたとか、人物を特定しようと思えば特定できるようなことが書いてあるブログがたくさんあるな、と言った。いや違う、そうではない。ぼくが言いたかったのはそういうことではない。そこで反論はしなかったけど、というのも、この話題についてぼくは人にうまく説明できないことを、前々から痛感していた。たとえば、だれかが、このページを見て、ぼくを「特定」し、わが家に訪ねてきてもぼくはまったく気にしない。ぼくが「特定」されたくないのは、ぼくの心だ。ぼくがなにを考え、なにを思い、そういったことを特定されたくない。そういったことを具体的に書きたくないのだ。では、なぜブログなど書いているのか。ところで、いまの議論の流れには多少の混線がある。ブログ=公開日記=生活を語るという前提だ。ぼくはぼくの生活をここで「具体的に」語りたくない。いわばこのブログは散文ではなく、散文的な詩なのだ(punto,selectaは除いて)。
○そもそも、なぜ最近写真にのめり込んでいるのかと言えば、ぼくは文章というものにこの頃、なんだか違和感を覚える。最初それはぼくの文章力のつたなさのせいだと思っていた。たしかにそういう面も大いにあるだろう。たとえば、先ほどの忘却王との「特定」についての会話のように、ぼくの伝えたいことは、相手に伝わらない。ホフマンスタールよろしく、なにかを書くと言うことになんというか「無力さ」を感じていた。写真は言語を介さない。
○スパムコメント対策のため、CGIその他をいじったところ、コメントをしようとするとエラーが発生していました。元に戻したので、みなさんどんどん書き込んでください。
 コメントが出来なくて直接メールを頂いたOさんありがとうございます。コニカC35いいですよね。ぼくのは壊れてしまっていますが。よろしかったら書き込みもお願いします。
○写真はfed-2