›10 30, 2004

熊本

Posted by figaro at 01:37 / Category: 日記 / 1 Comments / 6 TrackBack

 いま熊本にいる。初めて九州に来た。街には東京のように高いビルがなく、どこにいても、晴れていれば南国の済んだ青空を見ることができる。九州の人と話すのも初めてだ。熊本弁で「だけんね、だけんね」とばーっと話をされると内容を半分ほどしか理解できない。話が興に乗るととても早口だ。ぼくは方言が好きなので聞いていて楽しい。方言では南関東の人間が話すようなしゃべり方では表現できない何かが表現できるような気がする。東京を中心としてしゃべられている言葉も方言のひとつではないのかと言われるが、ぼくはそうは思わない。雑多な人間が集まる東京では均質なしゃべり言葉が要求されるからだ。おそらくその均質さはなにか大切なものをこぼしている。

 熊本城を中心に街は形成されている。

 車を借りて阿蘇に行った。草千里という場所。草千里という字面から想像できるように見渡す限り牧草のようなもので覆われている。阿蘇は、山といえば箱根などしか知らないぼくにとってはとても快適な場所だった。箱根は天下の険というとおり、斜面がきついが、阿蘇は大変なだらかな斜面を持つ。なだらかな坂をゆっくりと登っていき、火口の近くに草千里はあった。四面をゆるやかな稜線に囲まれた平地だ。この稜線が気持ちを落ち着かせ、時間もゆったり流れるようだ。草原には牛が放牧されている。ちょうど中心と思われるところに大きな池がある。あちこちに糞が落ちている。糞と草を踏み、牛に近づく。そこでは3頭の牛が昼寝をしていた。近づくと牛は鼻から息を吹いた。それほど近くでつながれていない牛を見たのは初めてだったので、少し怖かった。1頭の牛の背後に回り、観察をしていた。すると、寝ていたはずのほかの牛がぼくの背後にいる。とがった角をふらふらと揺らしこちらに一歩一歩近づいてくる。その威圧感といったらどんなものだったか。ぼくはまったく「怖く」なり、固まってしまった。身動きひとつできず、声も上げられなかった。
 

›10 26, 2004

宝塚

Posted by figaro at 00:34 / Category: 日記 / 0 Comments / 0 TrackBack

 いつも更新が少ないけど、今月は特に更新が少なかった。パソコンに向かう気分になれないときがある。今月はまさにそういう感じだった。
 10月2日と10日、東京宝塚劇場で宝塚を見た。以前はよく行っていたが、最近はすっかりとご無沙汰していた。宝塚ファンの友人に尋ねてみるとぼくが行っていたのは95年から97年頃らしい。友人がなんでそんなことを知っているのかも少し不思議だが、あれから7年も経つのかと思うと、いろいろと感慨もある。当時、ぼくは宝塚が嫌いだった。それはなによりもぼくが音楽、特に歌唱を伴う音楽を偏愛していたからだろうとも思う。たとえば、オペラ。アリアや重唱でえもいわれぬ快感を覚える。ところが宝塚ではそういった快感は得られない。これは当然といえば当然なのだが、当時のぼくは不満たらたらだった。それに男装というのもなんだかしらけた。
 あれからずいぶんして宝塚に行くことになった先日、少々とまどった。またつまらなかったらやだな。ところが、10月2日、宝塚はおもしろかった。歌とかそういうものにあまり気をとられず、無心に見ていた。華やかでいい。あの華やかさも前は嘘くさくて嫌いだったのだが。あの電飾。あの身振り。
 
☆スパムコメント対策でCGIをいじったところ、コメントを投稿できなくなってしまいました。そのうち直します。
 


›10 14, 2004

失敗

Posted by figaro;cellphone at 11:18 / Category: 携帯電話からの投稿 / 0 Comments / 0 TrackBack
元来たいへんずぼらな性格なので物が増えると管理が出来ない。本は無造作に積み上げられ読みたい本を検索出来ない。読みたい本を、参照したい本を手元に置いておきたいので、図書館から借りるのではなくタイマイはたいて本を買うのだが、これでは意味がない。カメラもしかりで、昨日久しぶりにチャイカ2を手にし使って見ようかと裏蓋を開けるとフィルムが入っていた。50枚くらいは撮影した後だった。

›10 09, 2004

SMENA SYMBOL

Posted by figaro at 01:41 / Category: カメラ / 0 Comments / 0 TrackBack

 カメラはその後もどんどんと増殖しもう使い切れないほどになっている。すなわち、SMENA8M2台、SMENA35も2台、SMENASYMBOL、KIEV35Aこれも2台、オリンパスPEN EE3、PEN EED、PEN Dも2台、AGAT 18k、その他もろもろ。並び立てて数で勝負しようとしているのではない。これほどの台数、種類ではカメラマニアの足元にも及ばない。いや、でも、ぼくはカメラマニアになんてなりたくない。だからこれだけの台数でももう多すぎてどうにもならない。最後にひとつだけ欲しいのはライカコピーのソビエトカメラ。
 


›10 08, 2004

eimeku

Posted by figaro at 02:14 / Category: 日記 / 2 Comments / 11 TrackBack

 久しぶりに菅原プントに乗り、忘却王と白楽のeimekuという雑貨屋さんに行った。フラッシュを壊してしまい、修理をお願いしていた。フラッシュが直ったということで取りに行ったのだった。白楽という街は横浜でもちょっと変わっている。雑多な感じが東京っぽい。eimekuのお姉さん、お姉さんというとなんだか変な感じだけど、名前を知らないのでお姉さんと呼ぼう、お姉さんはいつものように親切に対応してくれた。雑貨屋さんという名の通り、いろいろなものが置いてある。カメラ(LOMO LC-A、中判フィルムを使う狂ったカメラHOLGA、ぼくも愛するオリンパスのPEN)、洋服、帽子、ペンダント、財布、靴、メモ帳、ボールペン等々。フラッシュを預けに行くときも忘却王と行った。気になるものを見付けた。アリの巣。長方形の透明なプラスチックケースに青いゼリーのようなものが入っている。そこにアリを捕まえてきて入れる。アリはゼリーを食べ、ゼリーに穴を掘り、巣を作る。見本品の中にはほんとうにアリがいて巣を作っている。これはなかなか幻想をかき立てるおもしろいものだった。今日二人して店内を見渡すとゼリーのアリの巣はなかった。売り切れたらしい。もう入荷もないそうだ。
 忘却王がおもしろいカバンを見付けた。鉄で出来ている。鉄で出来たカバン。しかも開かない。なんだろうと見ているとお姉さんが、それはもともとマシンガンの弾を入れるケースであったものをカバンに転用していると教えてくれ、かばっと開けてくれた。マシンガンの弾をすらすら送るための回転軸のようなものがカバンの蓋留めとしても機能している。こんなカバン持っている女の子がいたら、忘却王が言った、こんなカバンを持っている女の子がいたらすぐに着いていく。どこに着いていくのか。マシンガンの弾のようにすいすいと送られていくのだろう。


›10 03, 2004

現像

Posted by figaro at 22:07 / Category: 日記 / 0 Comments / 0 TrackBack

 ロラン・バルトの『明るい部屋』を読んだあとすっかり写真を撮る気がなくなった。なぜならぼくの撮影した写真はどれもこれも美しくなく子供だましだからだ。しかし少しはましなものもあるかもしれないと思い、段ボール箱一箱に収まりきらない写真の数々を眺めた。100枚のうち1枚くらいは琴線に触れるものがありそうだ。100枚のうちせめて1枚あればいい。気分も変わった。バルトも言ってるではないか。アマチュアこそ写真家だと。
 ぱかぱかと写真を撮っていると現像代がばかにならない。一日に3本くらい撮ることもあるので月にどれくらいになるだろう。最近の出費の多くは現像代が占める。99円ショップで99円で現像だけできると聞いた。プリントは無し。プリントがあると場所も取るしスキャナーがあるのでいらない。噂を確かめようと吉祥寺の99円ショップに行ったが現像を受け付けている様子はない。やっぱり噂は噂なのかなと思っていたところ、近所の99円ショップに行くと99円で現像を受け付けていた。これであまりお金の心配をしないで写真が撮れる。