ぼくのライフスタイルには長期の休みが一番合う。ライフスタイルなんて大げさなものじゃないんだけど、生活習慣というか、日々の暮らし。近代から始まったこの資本主義的生活習慣はぼくには合わない。願わくば、ぼくはなにもしていたくない。何もしないで、猫のように、ただひたすら、寝ていたい。
いつか書いたかもしれないが、ずっと寝ていたいというこの気持ちは、ちょっとした自殺願望だ。睡眠と死とが同じものであるのかは、もちろんぼくには分からないけれども、そして死を経験した者が生きているというのは背理だから誰にも分からないはずなんだけれど、現実的な事柄からの逃避という意味で、睡眠と自殺とは共通している。
潜在的な自殺願望、これのせいでぼくは寝ていたいのか、これまたぼくには分かりかねるんだけど、覚醒時より夢が楽しく、そして睡眠自体がもたらす快楽の大きさは紛れもない事実だ。もちろん、起きているときだって楽しいこともあるし、夢を見ているときだって悪夢のこともある。しかし、睡眠時の体のなんとも言えない心地よさ、様々な幻想を体験させてくれる夢、これらに抗うことは難しい。
休暇中は好きなだけ眠っていることが出来る。眠っても眠っても足りないぼくはこの短い休みが永遠に続けばいいなと思う。