眠れない。外は明るくなりはじめ、蝉が鳴き、雀が鳴いている。これを書くのにパソ
コンを立ち上げようかとも思ったが、それもだるい。本を読もうと思い、ケルゼンの
『法と国家』を手にしたが、数行読み、枕元に置いた。ケルゼンは国際裁判所による
国家間の平和を考えているようだが、そういった問題を考えるにはぼくはまだ知識が
足りないように思えたからだ。すると、他の本に手が延びる。ケルゼンを読むにはこ
れくらいのことを知っていたほうがいいのじゃないかと思う本に。そうして、循環し
ていく。思うに、この本棚が悪いんじゃないか。この乱雑な本棚をなくしてしまい、
手元に一冊だけ置いておけばいい。それはそうと、寝なくちゃ。蝉たちは活動を始め
、ぼくは休息をとる。