夢のカメラっていっても理想のカメラじゃない。夢に見たカメラだ。なんでカメラの夢なぞ見るのかよく分からないけど、だいたいよく分かる夢の方が少ない。
夢のカメラはちょうどひと昔前のポラロイドのような形と大きさだ。露出計は内蔵しているけど自分で決める。つまり絞りとシャッタースピードを設定して。ピント目測式だが便利なものが付いている。レンズの下に定規が隠れていて、小さな突起物を引っ張るとすいすいとプラスチックの棒状のものが伸びる。それを被写体まで伸ばし、距離を計る。これは1メートル以内のものを計るもので、1メートル以上のものは目測あるいはカメラ上部にある距離計で計る。細くすいすいと伸びる黒いプラスチックのおかげでピントが外れることはない。レンジファインダーカメラがことごとく、マクロ撮影が出来ない点をこのカメラは克服している。
しかし、その黒い棒状のものがいつ折れるか、ぼくはとても心配する。