○スパムコメントを送ってくる海外の業者はついに新しいソフトウェアを開発したようで、ものすごい数のスパムトラックバックをうってくる。この数日間で200近いトラックバックを受け付けた。二つの意味で迷惑だ。まず、それだけレンタルサーバーの容量を食う。それから、トラックバックを受けると、サイトが再構築され、古い投稿記事が消えていくので、更新を怠りがちなぼくとしては、ページを真っ白にしないために何でもいいから書かなくてはならない。
○駅にあるスーパーで買い物をした。目的があって行ったわけではないんだけど、食品売り場にあるいろいろなものを見ていて、クリームシチューを作ることになった。出来合いのルーのどれにするか、悩む。パッケージを見ているだけでは、もちろん味はわからないので、その謳い文句から想像するしかない。どうする?どうしようか?特価品のものにしようとしたところ、きのこのクリームシチューというのに目がとまった。ボルチーニ茸の香りとある。ぼくとTはボルチーニ茸が大好きなので、それにすることに決めた。パッケージの後ろにある材料を参考に食品をかごの中に入れていく。クリームシチューには鶏肉が合うということで、肉売り場に。いろいろ種類があるが、安いむね肉をかごに。それから、生鮮売り場でジャガイモ、エノキ、エリンギ、電話で確認すると、タマネギは家にあるというので、かごに入れす、飲料水売り場で生茶、三ツ矢サイダー、ジンロをかごに入れる。
このスーパーから家に帰るには道が二つある。ひとつは昔からある小さく雑多な商店街を抜けていく。もうひとつは最近できた道で、駅のロータリーを通っていく。どちらから帰っても時間はたいして変わらない(3分ほど)のだが、ぼくはロータリーを通っていく方が好きだ。駅の商店街を抜けていくルートは家の間近で暗く、細い道を通らなければならない。ぼくはあの道があまり好きではないのだ。しかし、Tはつかつかと、商店街を抜ける方へと歩いていく。反抗するでもなく、ついて行く。
その暗く細い道にハンチング帽を深くかぶった初老の男性が立っていた。荷物をちょうど肩の辺りにあるコンクリートの壁に置いて。彼は外灯のしたに立っているので、まるで舞台の上の俳優のようだ。慣れた手つきでジャンパーから煙草を出し、口にくわえる。100円ライターで火を付ける。何気ない、ありふれた光景だった。ふと、壁の上に置かれた荷物を見た。それはかつては純白であっただろう白い布でしっかりと包まれたお骨だった。その固く結ばれた結び目にぼくはしばらく目をとらわれた。