›8 29, 2004

銀行

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 最近ぼくはそわそわしている。やるべきことがうまくこなせないので、そわそわしている。
 今日は母と銀行に行ってきた。本当は友達と勉強に行くはずだったんだけど、行けなかった。
 いい天気だった。横浜駅まで、車を運転して、気持ちよかった。ぼくは晴れが好きだ。雨は大嫌い。気分がすぐれない。
 銀行は大変混んでいて、ずいぶん待たされそうなので、経済ジャーナリストの友人に電話をした。
「どこの銀行と取引したらいいかな?」
「どこでも同じだろ。一長一短で。」
「みずほ、危ないって言ってるけど、平気かな?」
「りそなのほうが危ない。まず先にりそながいくだろうな。みずほは大きすぎるから、つぶれるって言っても、つぶれないだろ。」
「そうだよね。」
「関係ないんだけどさ、埴谷の『死霊』、文庫で出たの知ってる?」
「いや知らない。」
「全三巻らしいんだけど、昨日あたり二巻が出て読んだんだけど、あんまりだな。なんか、自我がどうのって、丹念に書き込んでるあたりは、すごいんだけど、あいつ、あんまり小説書いてないから下手。下手なんだよ。」
「そうなんだ、評判ほどじゃないんだ。パワーとかはありそうじゃない?」
「いや、パワーもない。とにかく、下手。ほんと、自我とかちまちま書いてるだけ。すげえ暗い青春時代送ったんだなって感じで、共感できたけど。」
「ああ、おれみたいだなって感じ?」
「おれって?」
「おれじゃなくて、***じしんみたいな感じ?」
「そう、そう。」
「ああ」(だろうな)
「それよりさ、女の子いないの?ギャル」
「いないよ。」
「おれ、付き合うのとか無理だから、一回だけやらせてくれる子いないのかな?」
「いないでしょ。いたらいいけどね。」
「どっかにいい女いねぇかな?」

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