›4 11, 2004

間違いやすい言葉

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 昨夜寝る前にふと気になった。「確信犯」のことで調べて知ったが、ネット上で間違いやすい言葉がいろいろと取りざたされている。その中に「恋人」という言葉はあったかな。朝ご飯を食べ、顔を洗い、着替え終わり、調べることにした。なにを着ようかとごさごさと探していると薄手のしましまのズボンを見つけた。冬は寒いから全くはいていなかった。久しぶりに身に付けるときつい。おなかが苦しいし、もももぱんぱんだ。ちきしょう、とひとりごちた。
 さて問題の「恋人」であるが、手元にある『新明解国語辞典』には以下のように書いてある。
「恋人 その人の恋している相手。『永遠の恋人〈その人にとって理想像としての異性〉』」
 そこで「恋」とは何かが気になるが以下。
「恋 1.特定の異性に深い愛情を抱き、その存在を身近に感じられるときは、他のすべてを犠牲にしても惜しくない一方、破局をおそれての不安を焦燥に駆られる心的状態。2.(略)」
 ここでは関係ないが、「恋愛」については次のように書いてある。
「恋愛 特定の異性に特別の感情を抱き、高揚した気分で、二人だけで一緒にいたい、精神的な一体感を分かち合いたい、出来るなら肉体的な一体感も得たいと願いながら、常にはかなえられないで、やるせない思いに駆られたり、まれにかなえられて歓喜したりする状態に身を置くこと。」
 すばらしい辞典だ。ロラン・バルトも顔負け。
 ところで「恋人」だが、あまり使わないけど、使うとしたら、「その人の交際している相手」という意味に使わないかな。そうすると、上述の定義より狭い意味になる。
 昔の小説を読むと、ぼくの憶えているかぎり、スタンダールのほとんどの小説と『ウェルテル』の日本語訳では、「恋人」という言葉は『新明解国語辞典』の用法で使われている。それらの小説で「恋人」という言葉に出会うとなんだか違和感を感じる。「恋人」という言葉の意味は変遷しているようだ。現に大辞林によると恋人は「恋しく思う人。相思の間柄にある、相手方。」とある。
 間違いやすい言葉を検索すると、ずいぶん目くじらを立てて検閲しているようだけど、上記のように言葉は変遷する。

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